「iPadを持っているけど、全然活用できていない」という声を耳にしますが、そのたびに「せっかくすごい道具を手に入れたのに、使わないのはもったいないことだな」と感じています。
iPadを手に入れた以上、さまざまな使い方を知っていた方が選択肢が広がるでしょう。
iPadには「説明書」がないため、自分で興味を持ち、調べないと新機能に気づかないこともあります。そして、どんなに素晴らしい新機種でも、実際のiPadライフで活用できなければ意味がありません。
「まずは知ること、そして使ってみること」
これまでPCで行っていた作業もiPadだけで簡単にできる可能性があります。iPadの機能を最大限に引き出すためには、まずはどんなことができるのかを知ることが重要です。
iPadだけで「こんなことができたんだ!」と驚く体験をしていただきたいと思います。
iPadの機種比較
iPadと一括りに言っても、その機種や世代はさまざまです。iPadを新しく購入しようとしている人や買い替えを考えている人は、それぞれの機種のスペックをよく確認しておくとよいでしょう。
iPad Pro
12.9インチ または 11インチ
M2チップ
12MP超広角フロントカメラ TrueDepthカメラシステム
12MP広角カメラ 10MP超広角カメラ 4Kビデオ、ProRes
Face ID
USB-Cコネクタ Thunderbolt / USB 4対応
Apple Pencil(第2世代)に対応
★アップル / APPLE iPad Pro 12.9インチ Wi-Fi 512GB 2021年春モデル MHNK3J/A [スペースグレイ] 【タブレットPC】【送料無料】 価格:156,000円 |
iPad Air
10.9インチ
M1チップ
12MP超広角フロントカメラ
12MP広角カメラ 4Kビデオ
トップボタンにTouch IDを搭載
USB-Cコネクタ
Apple Pencil(第2世代)に対応
★アップル / APPLE iPad Air 10.9インチ 第5世代 Wi-Fi 64GB 2022年春モデル MME23J/A [パープル] 【タブレットPC】【送料無料】 価格:98,780円 |
iPad
10.9インチ
A14 Bionicチップ
12MP超広角フロントカメラ(横向き)
12MP広角カメラ 4Kビデオ
トップボタンにTouch IDを搭載
USB-Cコネクタ
Apple Pencil(第1世代)に対応
価格:79,800円 |
iPad mini
8.3インチ
A15 Bionicチップ
12MP超広角フロントカメラ
12MP広角カメラ 4Kビデオ
トップボタンにTouch IDを搭載
USB-Cコネクタ
Apple Pencil(第2世代)に対応
価格:78,000円 |
iPadの特徴と標準機能を知る
「iPadを使いこなしたい」と考える人の多くは、「iPadはなんでもできるモノ」と勘違いしがちです。しかし、iPadには明確に得意なことと不得意なことがあります。
不得意なことをiPadでやろうとすると、かえって時間や手間がかかる場合があります。無理してiPadで全てをやるのではなく、「iPadが得意なことだけをiPadを使って作業する」方がよっぽど効率的です。
まずは、iPadが得意なことが具体的に何かを知るところからスタートしましょう。
特徴① 手書き機能
iPadの最大の特徴は、Apple Pencilが使えることです。iPadとペンを組み合わせて手書きするメリットは「自分の手を動かして文字や絵が書ける」「書いたものがデジタルデータファイルになる」という点です。
特徴② 画面の共有
iPadは複数人で使用する場合にも優れています。打ち合わせなどで、紙の資料のようにiPadを渡して画面を見てもらうことが可能です。iPadは持つ向きによって画面が回転するので、上下を機にする必要もありません。
特徴③ 携帯性と拡張性
iPad本体だけならPCよりも薄くて軽いデバイスです。携帯性に非常に優れていることも特徴の一つです。また、iPadはアクセサリと組み合わせることで、使う場所や使い方を大きく変えられることも特徴です。
iPadでどんなことができるのか
私はiPad(第9世代)とiPad mini(第6世代)の2台を使い分けています。
iPadでは、会議などでのノート取りや写真・動画の編集など、より多くの作業に使用しています。一方、iPad miniではより簡易的なタスクに活用しています。具体的には、手帳でのスケジュール立てやちょっとしたメモ、メールの確認、SNSのチェックや更新などが主な用途です。
Apple Pencilについては、iPadでは第1世代を使用し、iPad miniでは第2世代を使用しています。第1世代については充電の手間はありますが、それを除けば2本のApple Pencilを使い分けることに不便を感じていません。
このように、使い分けることでそれぞれのiPadを効果的に活用しています。
iPadで何がしたいのか
iPadの活用術
例えばこんな人の場合・・・
会社員
打合せや会議では、iPadで音声録音とメモを同時に残すことができます。後からまとめたり振り返るときにも、紙のノートにメモする以上に多くの情報を記録できます。
多くの会社勤めの人にとって発生する通勤時間中も、iPhoneとiPadを連携させることで、ちょっとした作業を進めることができます。
- プレゼン資料、企画書、報告書の作成
- 打ち合わせ、会議の議事録メモ
- スケジュール管理
学生
教科書のデータをiPadに取り込めば、自分専用の復習ノートも簡単に作成できます。
また、興味のあることを幅広く探す用途としてもiPadは最適です。
- 単語の暗記、授業の板書、テスト勉強
- 動画編集、写真加工などのクリエイティブ用途
- プリントの管理
主婦
毎日やることや、覚えておかないといけないことが無数にある主婦にこそ、iPadは強い味方になる。なぜならiPadは家の中のどこででも快適に使用できるからです。
また、動画編集や写真加工、バナー作成などができれば、自分自身のコンテンツ発信や副業にもつながる可能性があります。
- 家計簿、日記
- 資格勉強
- 子供の学校関係、予定や提出物の管理
- 副業、ライフスタイルの発信
iPadの最新情報の入手方法
Apple Event 3月~4月 / 9月~10月
Apple Eventは、Appleが不定期に開催する製品発表イベントです。Appleが新しい製品やサービスを発表する場であり、役員やエンジニアが新製品に関する情報発表やデモを行います。
Apple Eventでは、製品開発だけでなく、Appleが取り組んでいるテクノロジーやビジネスの方向性についても説明されることがあります。
イベントの最新情報 ▶ Appleのイベント
WWDC 6月
WWDCは、Appleが主催する開発者向けカンファレンス「Worldwide Developers Conference」の略称です。
新しいソフトウエア、ハードウエア、および開発者向けの新しいツールやテクノロジーに関する発表が行われます。毎年6月頃に開催され、秋に登場する次のiPadOSについてなどもここで発表されます。基調講演は、Apple公式Web、Apple Developerアプリ、Apple TVアプリ、YouTubeなどで誰でも視聴できます。講演は英語ですが、リアルタイムでも日本語字幕付きで視聴可能です。
アップデート時に気を付けること
メジャーアップデートと呼ばれる、年に1度のiPadOSのアップデートは、プログラムに大きな変更が加わるため、アップデートに時間がかかる場合があります。また、アップデート中はiPadが使えなくなることの他、ごく稀にアップデートに失敗することもあります。
アップデートに失敗してしまった場合、iPadを初期化しなければならないため、万が一に備え、iPadのバックアップは必ず実行してください。
また、あまりにも古いiPadは、最新バージョンのiPadOSをインストールできないこともありますが、その場合はそろそろiPadを買い替えてもいい合図と思った方がいいでしょう。
使いこなすためには
iPadは多機能なデバイスですが、万能ではありません。
Ipadは手書きなどアナログと同じように手を動かしながら考えることや、自分のスタイルに合わせた形に変化させることが得意です。一方で、iPadは一般的なデスクトップパソコンよりも画面サイズが小さいため、画面を広く使う作業は得意ではありません。また、iPad版のアプリはPC版と比べて機能が低いといった場合もあります。
こういったiPadの得意な作業と不得意な作業を切り分けることで、iPadは格段に使いやすくなります。また、iPadはカスタマイズ性が非常に高いので、みなさん自身の使い方や用途に応じてカスタムすることで、自分専用の使いやすい道具にすることができます。
iPadと他のデバイスをうまく組み合わせることで、より効果的に活用することができます。自分の目的に合わせた使い方を見つけ、快適なデジタルライフを楽しみましょう。
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